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90番 平戸城(長崎県) [日本100名城めぐり]

鎌倉時代より、平戸の地は松浦氏が治めていました。
戦国時代には、ポルトガルからフランシスコ・ザビエルが来航し、キリスト教を伝えました。
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桃山時代、松浦氏の鎮信(法印)は豊臣秀吉と親交を厚く持ち、朝鮮出兵から帰ると亀岡に日之嶽城を築城しました。
秀吉が死に、関ヶ原の戦いで徳川家康が勝利して江戸時代が始まると、平戸にはオランダやイギリスも来航し、通商が始まって、松浦氏は大いに栄えました。
しかし、豊臣氏と関係が深かった松浦氏は幕府から警戒されており、鎮信(法印)の孫の隆信は、家康の猜疑心をかわすために日之嶽城を焼き払ってしまいました。
そして3代将軍・家光によって鎖国が始まると、平戸は海外交易の地ではなくなってしまいました。

元禄年間に、4代藩主・鎮信(天祥)は幕府に築城を願い出ました。
幕府も東シナ海警備の必要性を感じていたためこの願い出は受理され、亀岡に再び城が築かれました。
山鹿流軍学に基づいて築かれたこの城が、平戸城です。
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この城には、天守は建てられませんでした。

明治時代には廃城となり、多くの建造物は破却されました。
昭和37年に模擬天守が建てられ、また、いくつかの櫓が復元されました。
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天守内に100名城のスタンプがあります。

100名城制覇まで残り2城。

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